世界初・草で作ったしろざのボールペンが誕生
2016年4月13日に草で世界初のものができました。
それはシロザのボールペンです。
おそらく世界初となる草で作ったボールペンです。和菜のしろざを栽培したもので作りました。
まるき文具店の天野健一さんに作成してもらいました。とても感謝しています。ありがとうございます。
サンプルにフラグミテス株式会社のPhragmitesと刻んでもらっています。また、ボールペンのキャップも作ってもらいました。
シロザは草でありながら、成長すると木質化して固くなります。そのため、軽くて丈夫な材となります。
この植物に近い植物としてアカザがあり、こちらはアカザの杖として有名です。
もともとこのアカザの杖をみて、かつて栽培している方がいたというのをヒントに、シロザでもできるのではと思い立ったのがシロザの工芸品製作の始まりです。しろざの栽培方法には木の栽培技術も少し取り入れています。
世界初のポイント
なにが世界初だというと、しろざを活用した事、しろざを栽培した事、ボールペンにした事の3つを取り出すと、おそらく世界でやった人はいないのではないかと思っています。もちろん栽培方法だけとっても無農薬・無化学肥料で栽培しています。
そもそも草で工芸品を作ろうとする人が少ないのでその点も面白いかと思っています。
シロザとはどんな植物かというと現在は白い皿にのっている植物です。春で出始めですが、こんな感じの植物です。
7月くらいで私の身長(180cm)と同じくらいの高さになりました。
さらに10月に収穫したことは300cmくらいになっていました。実際図鑑には60から150cm程度とかいてあるのでかなり大きくなったことがわかります。
根もかなりでかくなり、春のしろざからは想像もつきません。
中身はしろざのボールペンと同様に真っ白できれいな色です。
今後ははし、はしおきなどいろいろと製作をしていきたいと思っています。
雑草ビジネスで起業した時に、思っていた夢の1つがかないました。しかし、かなった時は天野さんからの試作できましたというメールでしたので夢てこんな感じでかなうものなのかなと思った限りです。
昔、チガヤでの研究で世の中にない新発見をした時も夜中の研究室で1人データの整理をしていた時でした。
結局日々の積み重ねと、そこに向かおうとする姿勢があると自分の思うことがかなうのかと実感しています。そして誰に言われても地道に辞めない事、それがもっとも大事かもしれません。
大学時代にタイに言った時に世界強害雑草のホテアオイという植物が雑貨になっていたのをみて、衝撃を受けてから10年。
自分の行動からしろざのボールペンを生みだす事ができてあらためてうれしく思っています。
1つの成果として大事にしていきたいと思います。
今後はいままでの自分の知識をいかして木質バイオマスや休耕田の活用のほうにもつなげていきたいと思います。