草を採り草を食べ草の話を聞く会/豊田市稲武地区にて
2017年5月22日に草を採り草を食べ草の話を聞く会を豊田市稲武地区で行わせてもらいました。
今回はアンティマキの村田牧子さんとのコラボ企画で、村田さんの雪割草ガーデンというお庭で開催させてもらいました。
雑草料理研究家として活動するテーマである「身近な植物を食卓の逸品に」にあう企画でとても楽しかったです。身近な庭で食材を調達する楽しさが伝わってよかったです。
雑草の採取、雑草料理、雑草のお話会ともりだくさんの内容で、皆さん大丈夫かなと思っておりましたが、真剣に聞いてもらい楽しんでもらえたようでとてもよかったです。
料理に使った雑草
今回は雑草としては、
カキドウシ、シロツメクサ、ハルジオン、ヒメジョオン、セイヨウタンポポ、ハコベ
を利用しました。
稲武地区は名古屋市内よりも温度が低いのものあり、ハコベなどまだ咲いている時期で、春の草がまだまだ残っていました。名古屋市内は夏の雑草に移行している時期になっています。
そのために、春の雑草としては栄養素や味が濃くなっているものが多かったです。特にカキドウシの香りはかなりよくなっていました。やはり時期が遅いほうが香りと味が高まるのではないかと思う瞬間でした。
特にカキドオシを蒸して調理したので、香りが茹でる時よりもよかったのかもしれません。
和菜レシピ
調理メニューも久しぶりに作らせてもいました。
□季節の蒸し草のサラダ
□季節の雑草の味噌汁
□雑草と豚肉の炒め
□よめな飯
です。よめな飯のよめなだけは私の栽培した和菜になります。
もちろんいままでの料理研究家の知恵と思考が入ったものにしてあります。
今回は皆さんにこれは食べられるかという感じで、固い部分でもサラダに入れてみました。やはり固かったようです。こちらもしっかりと茹でたり、固い部分をとればおいしいのですが、摘むところからなのでいろいろと経験をしてもらいました。
次回はきっと固いところを指の感覚で覚えて、摘むと思います。このあたり人の食への探求心がまさるのですごいなと思います。
どれも調味料がシンプルにしたあり、誰でも簡単に作れてしまいます。素材がよければ、味付けはシンプルにしたほうがよい、これは自分が無農薬・無化学肥料の野菜たちを食べてから特に思います。
味がない野菜は味がないのでドレッシングをかけたりしないといけませんが、味が濃い野菜だとオリーブオイルと塩だけで十分おいしいのです。あとは野菜の種類を変えればいつも代わったものが食べれます。
雑草も全く一緒で、雑草自体にいろいろな味があるのでそれのバリエーションを旬ごとにかえればなにも考えずとも、おいしい料理が出来てしまいます。
今回はアンティマキの村田牧子さんの雑草スコーンと雑草おやき風パンも作っていただきました。
雑草スコーンもおいしいかったです。
この中のペーストが特に単品でも美味しかったですが、雑草おやき風パンは美味しいと思える味で、雑草のまた1つ発見でした。
季節が変わっても中身の具材がかえれる雑草おやき風パンはいいなあと思い、自分でも作ってみようと思いました。
こうゆうレシピが生まれるのがとても楽しいのでやはり料理いいなあと思います。
雑草は戦後くらいからほとんど料理という料理が開発されていないのでよいものがあればと常に思っていましたが、独立してから4年がたちいいレシピたちにも出会えるようになってきました。
写真は木浦 幸加さんのをお借りしました。
参加して下さった皆さんありがとうございました。
最後に。
集合写真を取ってもらいました。いつもそうゆうのを忘れるのでやはり嬉しいです。
雑草のイメージのポーズ。
ですが伝わりますでしょうか?