冬の雑草料理教室で春の七草
2月15日(日)に冬の雑草料理教室を開催しました。
今回はという事で5種類の雑草を紹介するというお得な会となりました。
春の七草といえば、セリ、ナズナ、ゴギョウ(ハハコグサ)、ハコベラ(ハコベ)、ホトケノザ(コオニタビラコ)、スズナ(カブ)、スズシロ(ダイコン)の七つの植物です。料理といえば七草粥を思い出す方がほとんどで、他の料理を作られた方は少ないのではないかと思います。
今回はこのような春の七草を以下の料理にしました。
サーモンのカルパッチョ 七草風味
七草とじゃがいものポタージュ
七草と穀物のリゾット
そしてデザートとして
神谷さんがブレンドした天然酵素茶とデザートでした
デザートの人参ジャムは参加者からも好評だったようです
料理はどれもシンプルな味付けでしたが、素材の活かした料理でした。春の七草を使っているので独特の風味があり、味わい深いものでした。
春の七草もかつては厳しい寒さの中で野菜が取れない事もあり、野に生える力強い植物を野菜として食べることにより野菜不足を補う意味もあったようです。また、現代においてはおせち料理で疲れた胃をいたわる意味を持たせたりもしているようです。
現代では冬の野菜として食べるよりも豪華な食事を食べた後の胃を休めるような働きをもたせています。多くの雑草もそうですが、野菜としての利用がいまでは利用されずにただの雑草という草になってしまいました。
料理次第ではとてもおいしいものですが、レシピもあまりないので料理方法も開発されていません。そのため料理教室を通じて日々新しい発見があります。
今回はアキノワスレナグサという植物で、沖縄ではクワンソウと呼ばれている植物の花の酢漬けも試食ででました。沖縄では古くから家庭菜園に植えられていて、不眠症に効く薬草としても利用されているようです。沖縄ではお茶としてもよく売っていました。
そして、最後に参加されていた市川さんが、奇跡のりんごで有名な木村秋則さんのりんごを持参してくれたので、参加者で食べました。確かにおいしいリンゴでかおりもよかったです。果物でなかなかいいものに出会った事はないのでよかったです。
次は春に雑草料理教室を行います。
春には畑で雑草を収穫して、そのまま天ぷらにして食べるイベントでもしたいなあと去年から思っています。春は多くの草がなにも処理しなくてもおいしく食べれる時期です。