東谷山へ雑草イベントの打ち合わせ
5月2日に東谷山に行ってきました。
今回はえこどもさんとの雑草イベントについての打ち合わせも兼ねての山歩きでした。
えこどもさんについては以下のフェイスブックページをご参考にして下さい。
参考のURLです。
https://www.facebook.com/ecodomokids?fref=ts
東谷山は、愛知県名古屋市守山区と瀬戸市との境界にある山で、標高が198 mの名古屋市最高峰の山です。東谷山の山頂には尾張戸神社があり、古来より信仰を集めた霊山でもあるようです。
愛知に住んでいながら、なかなか行くことのない山登りでしたが、久しぶりの山登りで楽しく山に登る事ができました。
今回は、守山リス研究会の会長の北山克己さんに東谷山の案内をしてもらいました。北山さんは東谷山や森林公園で1980年から野生のニホンリスやムササビなどの生息地を復元しながら保全する活動を実施しています。
参加者としては、えこどもの岩田美那子さん、八重倉歩さん、本田佳世さん、守山リス研究会にかかわっていた小島康亮さんと散策をしました。
名古屋市内にあるとは思えないほどの自然が残っている土地柄でした。このような土地ではやはりイノシシとシカもいるようで、わなもおいてありました。近場では農家さんが人間の毛をかけて畑にはいらないような仕掛けをしていましたが、これがシンプルで効くようです。動物は人間の匂いにはとても敏感です。あとは灯油のような匂いのきついものをおいての実験も行っていました。こちらはまだ検証中のようでした。
雑草はというとやはり山ですので林縁部には多くの植物がみられましたが、林の暗い部分になると木本とシダ植物が多くなっていました。光を好む雑草はあまり生えていなかったです。
少し山頂のほうにいくと、リスのえさ場の設置がしてあります。定期的にクルミをおいて、個数を数える事で調査を行っているようです。クルミの割り方などんいよってリスの成長個体がわかるようです。シンプルですがとてもわかりやすい調査方法でした。
木にラベルがしてあるなと思いましたが、木の大きさを測定している個体だそうです。大きいもので0.5mm、小さいもので0.2から0.3mmくらい年間で大きくなっているようです。
カシノナガキクイムシの被害にもあっている木が見られましたが、樹液を出して、自分の身体を守っている木も見つけました。自然界である以上いまは木が多いので必然的に淘汰されているのか最近被害が増えています。
山頂には尾張戸神社とバイオトイレがありました。バイオトイレの木は東谷山の木も利用され、手作りで作ったようです。水は雨水を利用しているので、環境に優しい設計となっています。
帰りにセリを摘んでの終了となりました。
今回はよい話が聞けて良かったです。山に入らなくなり久しかったので、木の名前を聞くのはとても面白かったです。